広島カープの名将として知られる緒方孝市さん。彼の人生を大きく支えてきたのが、元グラビアアイドルでタレントとして活躍していた奥様・緒方かな子さんです。
1990年代前半、人気絶頂の中で芸能界を引退し、わずか半年の交際を経て結婚へ――。
その決断の裏には、熱意と誠意に満ちた“スピード婚”のドラマがありました。今回は、NumberWebのロングインタビューをもとに、おふたりの出会いから結婚までの“馴れ初め”をご紹介します。
緒方孝市と緒方かな子の出会いのきっかけはクイズ番組!
1990年代、緒方かな子さん(当時・中條かな子)は、広島チーム代表としてプロ野球選手たちと共演するクイズ番組に出演。そのとき偶然同席していたのが、カープの俊足外野手・緒方孝市さんでした。ところが番組内ではほとんど会話せず、実際に話すようになったのは、その後に開かれた飲み会がきっかけだったといいます。
半年の交際のスピード婚の真相
交際からわずか半年でプロポーズ。ディナー中に突然「結婚しよう」と切り出されたかな子さんは、冗談半分で返したところ、すぐに「本気だよ。ご両親にいつ会わせてくれる?」と真剣な返答が。そこから話はトントン拍子に進み、交際開始から1年も経たないうちに電撃結婚となりました。
緒方孝市よ結婚は事務所は最初は反対した
芸能事務所は最初、彼女の引退と結婚に反対の意向を示していたそうですが、緒方孝市さん自らが社長に「本気で交際しています」と挨拶。誠意ある態度に、事務所側も「止めるつもりだったけど納得した」と結婚を認めました。
緒方孝市の妻としての覚悟とは
結婚後すぐにあった後援会のパーティーで、「あなたのご主人が活躍するかどうかに、広島市民の希望がかかっている」と言われたことが、かな子さんにとって妻としての覚悟を決める大きなきっかけに。プロ野球選手の妻として、日常の支え役に徹することを決意したそうです。
まとめ
緒方孝市さんと緒方かな子さんの馴れ初めは、偶然の共演から始まりました。お互いを深く知る時間は短くても、そこには強い信頼と覚悟がありました。
「本気で交際しています」「結婚したいと思っています」と語った緒方孝市さんの真摯な姿勢と、それに応える形で人生の大きな決断を下したかな子さん。ふたりの関係は、恋愛というより「人生のパートナー」としてのスタートだったのかもしれません。
人気絶頂の中で芸能界を離れ、家庭に入るという選択。そこには、自分の幸せだけでなく、家族や地域、そして夫の夢を支えたいという深い思いが込められていました。
そして現在、3人の子育てを経て、変わらぬ美しさと芯の強さを持つ緒方かな子さん。夫婦で歩んできた道のりは、多くの人の心に温かく響く“人生の物語”となっています。