競馬小説『ザ・ロイヤルファミリー』は、山王耕造と彼の競走馬・ロイヤル一族の夢と挫折を描いた感動作です。本記事では、物語の最終回(結末)だけを、最後まで分かりやすくまとめて解説します。
山王耕造の夢「ロイヤルの馬で有馬記念を勝つ」
物語の核心にあるのは、山王耕造の次の願いです。
「自分の馬(ロイヤル)で有馬記念を勝つこと」
しかし、彼が夢を託した名馬「ロイヤルホープ」は、宿敵イマジンドラゴンと死闘を繰り広げた末、わずかの差で敗北してしまいます。この結果に山王は深く傷つきますが、病状の悪化もあり、やがて夢が叶わないまま死去します。
ロイヤルホープ引退、そして後継馬「ロイヤルファミリー」誕生
ロイヤルホープは引退後、種牡馬として第二の人生を歩み、その産駒として誕生したのが主人公的存在となる「ロイヤルファミリー」です。
この馬を託されたのは、山王耕造の“隠し子”であり、相続馬限定馬主制度を利用して馬主となった中条耕一。山王が叶えられなかった夢は、耕一の世代に引き継がれることになります。
ロイヤルファミリーの初の有馬記念挑戦
山王の死後、耕一は覚悟を決めます。
「これが最後の挑戦。ロイヤルで有馬記念を勝つ」
そう決意して挑むロイヤルファミリーの初有馬記念。しかし、その前に立ちはだかったのが、ロイヤルホープ同様に産駒を持つ椎名善弘の馬ビッグホープです。
レースは大激戦。最後は写真判定に持ち込まれるほどの接戦となりますが……
勝ったのはビッグホープ。
ロイヤルファミリーは惜しくも2着に敗れ、またしても山王の夢は届きませんでした。
ロイヤルファミリー、2度目の有馬記念へ
ロイヤルファミリーの実力は確かなもので、次の有馬記念でも最有力候補と目されます。
そして迎えた2度目の挑戦。 ここでロイヤルファミリーはついに――
有馬記念を勝利します。
悲願のタイトルは、山王耕造の死後、息子である中条耕一の手でついに成し遂げられました。
結末まとめ
- 山王耕造の夢:「ロイヤルで有馬を勝つ」
- ロイヤルホープ:イマジンドラゴンに敗れ夢は叶わず
- 山王耕造:夢を叶えられないまま死去
- 後継馬:ロイヤルファミリー誕生(馬主:中条耕一)
- ロイヤルファミリー1回目の有馬:ビッグホープに敗れ2着
- ロイヤルファミリー2回目の有馬でついに優勝!
ラストのテーマは「夢は世代を超えて叶う」
物語が伝えるのは、
「夢は一代では叶わなくても、意思を受け継ぐ者がいれば叶えられる」
というメッセージです。山王耕造の夢は本人の手では叶いませんでしたが、 その想いを受け継いだ息子とロイヤルファミリーが、ついに栄光を手に入れました。
血と努力と継承の物語として、美しい締めくくりとなっています。
