細田守監督の代表作として知られるアニメ映画『時をかける少女』。今なお多くのファンに愛されていますが、ネット上では「声優が下手に感じた」という意見がたびたび見られます。
一方で、「リアルで良かった」という声もあり、評価が大きく分かれているのが特徴です。
本記事では、主要キャラクターを演じた声優(俳優)は誰なのか、そしてなぜ“下手”と感じる人がいるのかを徹底的に考察します。
時をかける少女の声優は下手と言われる?
『時をかける少女』の感想を調べると、作品自体の高い評価とは裏腹に、「声が棒読みに聞こえる」「演技に違和感がある」といった声が一定数存在します。
下手と言われる主な理由として挙がる声
- 感情のこもり方が薄く聞こえる
- プロ声優のような抑揚が少ない
- セリフが聞き取りづらい場面がある
しかしその一方で、肯定的な意見も多く存在します。
「むしろ良かった」という肯定的な意見
- 高校生らしい自然な声でリアルだった
- 俳優ならではの生っぽさがキャラクターに合っていた
- 過剰に作り込んでいない演技なので没入感があった
評価が二分する背景には、作品の「演技方針」自体が特殊だったことも関係しています。
なぜ声優が下手に感じるのか?その理由を考察
『時をかける少女』の主要キャストの多くは、この作品が“声優初挑戦”。監督である細田守さんが、あえて声優経験のない俳優やモデルを起用したことが大きな理由です。
① 声優未経験の俳優・モデルを起用していたため
物語の中心となる高校生たちを演じたのは、多くが当時10代の若い俳優でした。初めての声の演技ということもあり、表現力の面で“プロ声優との差”を強く感じた視聴者もいたのだと思われます。
② 細田守監督の「自然な演技」を重視したキャスティング
細田監督は、プロ声優的な“作り込まれた声の演技”ではなく、普通の高校生が喋っているような自然さを求めてキャスティングしています。
ジブリ作品でも見られるように、自然体の声優選びは監督のこだわりのひとつです。
③ アニメに慣れている視聴者ほど違和感を覚えやすい
普段からアニメを見慣れている人ほど、プロ声優の滑らかな芝居に慣れています。そのため、俳優の素朴な演技が「下手」と感じられやすい傾向があります。
時をかける少女の声優キャスト一覧
『時をかける少女』の主要キャストをまとめました。
主要キャラクター
- 紺野真琴(仲里依紗)
- 間宮千昭(石田卓也)
- 津田功介(板倉光隆)
- 芳山和子(原沙知絵)
- 藤谷果穂(谷村美月)
- 早川友梨(垣内彩未)
- 紺野美雪(関戸優希)
仲里依紗さんは本作のアニメ版だけでなく、その後制作された実写版『時をかける少女』でもヒロインを演じており、シリーズと縁の深い俳優の一人です。
その他のキャスト
- 上杉盛子(横張しおり)
- 野分析美(松岡そのか)
- 福島(立木文彦)
- 加藤(反田孝幸)
- おばさん(山本圭子)
- 老守衛(中村正)
- 高瀬宋次郎(松田洋治)
- 真琴の父(桂歌若)
- 真琴の母(安藤みどり)
まとめ
『時をかける少女』の声優が「下手」と感じられる背景には、声優経験の少なさや、細田守監督による“自然な演技重視”のキャスティングが大きく影響しています。
しかし、リアルで等身大の高校生が声を演じることで、キャラクターの魅力や作品の世界観に深みが増していると評価する声も多く、単純に“下手”と断じられるものではありません。
作品の方向性として自然な演技を選んだ結果であり、その独特の空気感こそが『時をかける少女』の魅力の一つとも言えるでしょう。
ぜひ複数のバージョンの『時をかける少女』と比較しながら、その違いを楽しんでみてください。
