2024年12月2日に北海道函館市本町で発生した大規模火災。 SNSやコメント欄では「アパマンショップが火元なのか?」という憶測が一時的に広がりました。
しかし捜査が進む中で、出火元と見られる状況は大きく異なる方向へ向かっています。
本記事では、なぜ“アパマンショップが火元ではない”と言われているのかを、最新報道と現場情報をもとにわかりやすく解説します。
函館市本町の火災概要
今回の火災は、函館市本町の繁華街にある不動産会社などが入った2階建ての建物が全焼したものです。 火は約17時間後にようやく鎮火し、周辺の商業施設は煙の影響で一時休業するなど、大きな被害が出ました。 幸い、けが人はいませんでしたが、延焼の規模と時間の長さから多くの注目を集めています。
アパマンショップが火元と噂された理由
火災現場の建物には「アパマンショップ」が入っていたため、 「アパマンショップが原因なのでは?」という推測がネット上に飛び交いました。
過去の事故とのイメージが影響
2018年には札幌でアパマンショップの店舗が関わる爆発事故が起きたこともあり、 「またアパマンか?」という短絡的なコメントが多く見られました。 しかし、今回は状況がまったく異なります。
火元はアパマンショップではない可能性が高い理由
最新の警察発表によると、出火前に建物裏の駐車場で舗装工事が行われていたことが判明しています。 作業では、アスファルトを溶かすためにバーナー(火炎)を使用していたことも確認されています。
1. 舗装工事の“火”が建物に延焼した可能性
舗装工事で使われるバーナーは、既存のアスファルトを温めたり溶かしたりする際に強い火力を出します。 アスファルトや乳剤は可燃物であり、施工方法によっては火が飛び移りやすい環境が生まれます。
報道でも「工事の火が建物に燃え移った可能性」を警察が慎重に捜査しているとされています。
2. 出火場所がアパマンショップ店内ではない
火災の初期発生地点は、建物内部ではなく裏の駐車場付近と報道されています。 そのため、アパマンショップの店舗から出火した線は現時点では薄いと見られています。
3. 工事業者の重過失が疑われている
専門家や社会コメント欄では、 「工事中のバーナーが原因であれば重過失の可能性もある」 と指摘されています。
もし延焼原因が工事と確定すれば、 損害賠償は工事業者またはその保険の範囲で対応することが基本となるため、 アパマンショップ側の責任には直結しません。
火災がこれほど長時間燃え続けた理由
消防が「遅かった」わけではない
一部では「消火活動が遅かったのでは?」という声も上がりましたが、 実際には建物の構造と立地が要因と見られています。
- 現場が狭い路地で放水方向が限定されていた
- 建物が古く、内部に燃え広がりやすい構造だった
- フラッシュオーバーやバックドラフトの可能性で消火活動が慎重にならざるを得なかった
こうした条件が重なり、火は17時間以上燃え続けることになりました。
火災による損害は大規模に
今回燃えた建物には不動産会社のほか、「おたから屋」など買い取り系店舗も入っており、 内部には高額商品もあった可能性が高く、損害額はかなり大きくなると予想されます。
さらに周辺の商業施設も煙の影響で一時営業停止したため、 広範囲にわたって賠償問題が発生する可能性があります。
まとめ
今回の函館市本町の火災は、当初ネット上で噂された「アパマンショップが火元」という説とは異なり、 現状では建物裏の駐車場で行っていた舗装工事のバーナー火が延焼した可能性が最も高いと見られています。
アパマンショップの店舗自体が火元と報じられたわけではなく、 過去の事故のイメージから憶測が先行してしまった形です。
今後、警察や消防の捜査が進むことで正式な出火原因と責任範囲が明確になる見込みですが、 現段階ではアパマンショップが直接の出火元である可能性は低いと言えるでしょう。
