2025年12月、京都市の大谷中学・高校が大きな注目を集めています。 修学旅行中にバリ島を訪れていた生徒の一部が、現地の土産店で商品をバッグに入れる様子が防犯カメラに記録され、映像がSNSに投稿されたことがきっかけです。 学校側も窃盗行為があったことを認めて謝罪する事態となり、ネット上では大きな波紋が広がっています。
この記事では、この問題がどのような経緯で明らかになり、現在どんな対応が進められているのかを分かりやすくまとめます。
問題の発端:SNSに投稿された“集団万引き”映像
今回の問題は、インドネシアの人気観光地・バリ島で撮影された監視カメラ映像がSNSに投稿されたことから始まりました。映像には、日本人とみられる複数の少年が、土産店でTシャツをバッグやポケットに入れる様子が映っており、店員の目を盗むように動いていたことが確認できます。
値引き交渉で注意をそらす場面も
映像では、一部の生徒が店員に「ハウマッチ?」「プリーズ」などと声をかけ、値引きを執拗に求める姿も見られました。この行動が、周囲の生徒が商品を盗むための“注意そらし”だったのではないかと指摘する声も出ています。
バリ島の現地メディアも報道
現地の報道によると、事件が起きたのはバリ島ウブド地区の「カジェン通り」にある土産物店。店主が在庫を確認した際、約10点もの衣類が無くなっていることに気づき、防犯カメラを見返したことで窃盗が発覚したということです。
投稿された映像はすでに削除
映像はインスタグラムに投稿されていましたが、現在は削除済み。しかし、日本国内のSNSユーザーが映像の一部を紹介したことで一気に拡散し、学校名が特定される騒ぎへと発展しました。
大谷中学・高校が窃盗行為を認めて謝罪
映像が拡散するなか、名指しされる形となった大谷中学・高校は、2025年12月8日に公式サイトで声明を発表しました。 同校は「複数の生徒が研修旅行中に窃盗行為に及んだことを確認した」と明言し、関係者への謝罪コメントを掲載しています。
学校の公式コメント
公式の説明では、 「被害者の皆様だけでなく、日本人観光客全体の信用を損なう行為であり、極めて重大な問題として受け止めている」 と強調。 現在は事実関係の確認や関係機関との連携を進めている最中で、確認が取れ次第、改めて対応方針を報告するとしています。
SNSでは批判と憶測が渦巻く
この問題をめぐっては、「現地の店に申し訳ない」「しっかり現地の法律で裁かれるべき」といった厳しい声が集まっています。一方、SNSでは生徒の顔写真や実名とされる情報も出回っており、学校側は「不確実な情報の拡散や誹謗中傷は控えてほしい」と呼びかけています。
二次被害への懸念
学校や関係者への過剰な攻撃、無関係な生徒への誹謗中傷など、二次被害の広がりが懸念されています。学校側は冷静な対応を求めており、公式な発表を待つ姿勢が重要と言えます。
まとめ
今回の「大谷中学・高校のバリ島窃盗問題」は、SNSに投稿された映像が急速に広まり、学校側も窃盗行為を認めて謝罪する事態へと発展しました。 現地の店に被害が出ているだけでなく、日本人観光客全体のイメージに影響を与えかねない問題として注目されています。
学校は現在、事実関係の確認を進めており、今後の処分や再発防止策が焦点となります。SNS上では憶測による情報も多く拡散しているため、公式発表を基に冷静に状況を見守ることが求められています。
