『銀河英雄伝説』『アルスラーン戦記』『創竜伝』など、数々の名作を生み出してきた作家・田中芳樹さん。 2025年11月30日、所属事務所から「実は1年前に脳内出血で倒れていた」という知らせが公開され、ファンに大きな衝撃が走りました。 現在はどのような状態なのか、後遺症はあるのか、そして執筆活動の行方はどうなるのでしょうか。 この記事では、事務所が発表した内容をもとに、田中さんの近況をわかりやすくまとめます。
田中芳樹さんが脳内出血で倒れた経緯
事務所の代表によると、田中芳樹さんが倒れたのは2024年11月30日。 場所は、仕事場近くのコンビニ店内でした。 スタッフ不在の日だったため、もし仕事場の中で倒れていたら発見が遅れていた可能性もあり、早期発見はまさに不幸中の幸いだったと言えます。
迅速な救急搬送が命を救った
倒れた際、店員がすぐに救急車を呼んでくれたことで、その後の治療がスムーズに行われました。 脳内出血は一刻を争う疾患のため、迅速な対応が後の回復に大きく影響します。
現在の状態は?後遺症は残っている?
発症から1年が経過した現在、田中さんは介護付きの施設に入所し、リハビリを継続しています。 事務所の説明では、脳へのダメージが残ったことで運動機能に影響が出ており、これは脳内出血に伴う一般的な後遺症のひとつです。
バリアフリーの観点から仕事場も撤収
これまでの仕事場は階段や段差が多く、現在の状態では生活が難しいため、数万冊の蔵書を整理して撤収したとのこと。 長年の執筆を支えてきた環境を離れざるを得ない状況に、事務所側も苦渋の決断をしたことがうかがえます。
本人は「まだまだ書きたい」と前向き
田中さん自身は、「まだまだ書きたいものがある」と意欲を見せており、施設では大学ノートに文字を書くなど、できる範囲で創作意欲を保ち続けています。 完全な復帰までは時間が必要ですが、気力は衰えていないようです。
今後の執筆活動はどうなる?
事務所は「しばらく新作の発表は難しい」とし、サイン会やイベントも当面は開催できない見込みだと説明しています。 とはいえ、本人が創作へのモチベーションを保ち続けているため、体調が整えば再び執筆の場に戻ってくる可能性は十分あります。
ファンに向けたメッセージ
「田中は復帰を諦めていませんので、温かく見守っていただければ」と事務所は呼びかけており、多くのファンが応援のメッセージを寄せています。 長年愛されてきた作品群を見れば、復帰を願う声が大きいのも当然といえるでしょう。
田中芳樹さんのプロフィール・主な経歴
生い立ちと学歴
- 1952年10月22日生まれ、熊本県本渡市(現・天草市)出身。
- 熊本商科大学付属高校を卒業後、学習院大学文学部へ。
- 大学院では史学を専攻し、歴史への深い知識を培う。
作家としての歩み
- 1977年頃、「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。
- 1982年『銀河英雄伝説』を発表し、一躍人気作家へ。
- 1988年『銀河英雄伝説』で星雲賞受賞。
- その後も『アルスラーン戦記』『創竜伝』『薬師寺涼子の怪奇事件簿』など、幅広いジャンルでヒット作を連発。
作風の特徴
中国史・西洋史への深い造詣を背景に、壮大な世界観と緻密な構成力で読者を魅了。 政治・軍事・宗教といった複雑なテーマを物語に落とし込む独自のスタイルで、日本SF・ファンタジー界に大きな影響を与えました。
まとめ
田中芳樹さんは2024年に脳内出血で倒れ、現在は介護付き施設でリハビリを続けながら静養中です。 運動機能に後遺症があるものの、本人は執筆意欲を保っており、「まだ書きたい」という強い気持ちを持ち続けています。 新作の発表やイベント再開までは時間がかかりそうですが、長年愛されてきた名作の数々を振り返りながら、静かに回復を待つことが大切ですね。
