『銀河英雄伝説』『アルスラーン戦記』『創竜伝』など数々の名作で知られる作家・田中芳樹さん。 その田中氏が2024年11月に倒れていたことが、事務所の発表により明らかになりました。 突然のニュースに驚いたファンも多く、「現在の病状は？」「どこまで回復しているのか？」と心配の声が広がっています。 本記事では、倒れた原因の病気、後遺症の状況、現在の生活と復帰の可能性について詳しくまとめました。
田中芳樹は何の病気で倒れた？
田中芳樹さんが倒れた原因は、事務所の説明によると「脳内出血」です。 脳内出血とは、脳の血管が破れて脳内に出血が起こる危険な病気で、早期の治療が生死を大きく分けると言われています。
倒れたのは2024年11月30日。幸いにも、仕事場近くのコンビニ店内で倒れたことで、店員がすぐに救急車を呼び、迅速に医療処置を受けることができたとのことです。 もし誰もいない仕事場で倒れていた場合、発見が遅れた可能性もあり、事務所は「不幸中の幸いだった」としています。
入院となった原因と経緯
脳内出血は生活習慣や体質、年齢など多くの要因で起こり得ます。 田中氏の場合も、突然意識を失うように倒れ、その場で救急搬送され即入院となりました。
倒れた場所がコンビニだったのが決定的
・スタッフは休暇中 ・仕事場には誰もいなかった ・目撃者がいたため119番通報が早かった
これらの条件が重なったことで、一命を取り留めた可能性が高く、適切な処置によって命は救われました。
後遺症はある？現在の回復状況
事務所によると、治療によって命の危険は回避されたものの、脳へのダメージが残り、運動機能に影響が出ているとのこと。 現在は介護付きの施設で生活し、リハビリに励んでいます。
見られている後遺症
- 運動機能の低下（歩行や動作に支障）
- バリアフリーではない旧仕事場での作業は困難になったため撤収
- 介護サポートが必要な生活
ただし、精神面はしっかりしており、ノートに文字を書いたり「まだ書きたい作品がある」と話しているなど、創作意欲は失われていません。
現在の生活と復帰の可能性
発症から1年が経過した現在、田中芳樹さんはリハビリ中心の生活を送っています。 介護施設のスタッフの支援を受けながら、日々回復を目指している状況です。
新作やサイン会は当面難しい見込み
事務所の発表では、現在の状態では新作の執筆やイベント参加は難しいとのこと。しかし、本人は「復帰を諦めていない」と明言。 創作への情熱が明確に残っているため、体調しだいでは少しずつ筆を取る可能性も期待されています。
田中芳樹の経歴・これまでの活躍
田中芳樹さんは1952年熊本県出身。『銀河英雄伝説』『アルスラーン戦記』『創竜伝』などのヒット作を生み出してきた、日本SF・ファンタジー界を代表する作家です。
主な受賞歴と代表作
- 『銀河英雄伝説』：星雲賞長編部門受賞
- 『アルスラーン戦記』：長年にわたり人気のファンタジー作品
- 『創竜伝』：独特の政治風刺とストーリーで話題に
- 『薬師寺涼子の怪奇事件簿』シリーズ：ライトノベル層にも人気
中国史や西洋史に精通し、大規模な世界観と緻密な設定による作品は国内外で高い評価を受けています。
まとめ
田中芳樹さんは2024年に脳内出血で倒れ、現在もリハビリを続けています。 運動機能に後遺症は残っているものの、創作意欲は健在で「まだまだ書きたい」と語るなど前向きな姿勢を保っています。
新作の発表やイベントへの復帰は当面難しい見通しですが、ファンとしては焦らずに回復を願いながら、田中氏の復帰を待ち続けたいですね。