ドラマ『あれほど逃げろと言ったのに』(略称:良悪)が、ついに第4話で大きな転機を迎えました。
“26年前の事件”をめぐって、次々と明かされる登場人物たちの秘密──そして、物語の鍵を握る「7人目」の存在。
誰が“善”で、誰が“悪”なのか。
視聴者の間では「イマクニ=黒幕説」や「宇都見刑事共犯説」など、さまざまな考察が飛び交っています。
この記事では、第4話までの伏線を整理しながら、真犯人候補とその動機を徹底的に分析します。
事件のキーワード:「7人目」
グループは6人のはずが、回想シーンで“7本目の手”が映る。
高木(キング)の「7人いた気がする」という発言も決定的。
つまり、物語の核は「忘れられた1人=7人目」にある。
この“消された存在”こそが復讐の動機を持つ人物と考えられます。
イマクニ=7人目説(最有力)
スナック「イマクニ」は平成の空気をそのまま閉じ込めた空間。
店主・今國(イマクニ)は、かつて6人の仲間が集っていた“あの家”の主だった可能性が高いです。
しかし彼だけが卒アルやタイムカプセルから外されていた──つまり「忘れられた7人目」。
「ポケモン言えるかな?」のオマージュで“イマクニ”という名前が使われているのも象徴的。
あの曲のラスト、「あれ?もう1匹忘れてない?」というフレーズがまさにこのドラマの構造を暗示しています。
イマクニ=7人目=“森のクマさん”=復讐者。
宇都見刑事=共犯説
警視庁の宇都見(木村昴)は、スナックの常連にして事件の情報を握る人物。
彼が“事故”として処理しようとしているのは、事件の真相を隠すため。
イマクニと手を組み、復讐を遂げるために“表の正義”を利用している可能性が高いです。
編集長・五十嵐=イマクニの父説
園子の上司・五十嵐編集長が異様に園子を気にする描写。
イマクニの本名が“五十嵐今國”であれば、父子関係が成立します。
かつて息子をいじめた元同級生たちが大人になって“良いこと”を語る──それを許せない父の視点が見えてきます。
大谷先生=罪の共有者
夜の校舎でシャベルを持つ謎の人物は、大谷先生である可能性。
当時のいじめを黙認した罪悪感から、事件後に“タイムカプセル”を掘り返し、卒アルを黒塗りしたのでは。
彼女もまた、“罪を隠す側”の一人です。
高木と園子の因縁
OPでの“相合傘”は過去の恋を象徴。
しかし、そこに委員長の嫉妬が加わり、いじめがエスカレートした可能性が高い。
つまり園子は“被害者でもあり加害者でもある”。
「良いこと」「悪いこと」というタイトルそのものが、彼女たちの関係性を示しています。
結論:第4話時点の“真犯人予想”
物語の中心にいるのは、「忘れられた7人目」今國(イマクニ)。
彼はスナックの店主として表向きは穏やかに暮らしていますが、実は過去の「小学校いじめ事件」で人生を狂わされた一人。
長年胸に復讐心を抱き続けており、今回の事件の“真の黒幕”ともいえる存在です。
そのイマクニに協力しているのが、宇都見刑事。
彼は警察官でありながら、イマクニの過去を知る人物。
事件を操作する立場にありながら、真実を隠す“共犯者”として裏で動いています。
正義と罪の間で揺れる複雑な人物です。
一方で、五十嵐編集長は、主人公・園子の上司。
しかし裏の顔は「イマクニの父親」。
自らの息子が受けた苦しみを理解し、過去の罪を償う形で復讐を支援しています。
「守るための罪」と「贖いとしての罪」を両方背負う人物です。
大谷先生は、当時の担任教師。
いじめを知りながら黙認したことで、心に深い傷を負っています。
事件後は後始末を引き受け、真相を封じ込めようとしている“沈黙の罪人”。
**委員長(小林)**は、当時のクラスのリーダー格。
嫉妬や支配欲からいじめを主導していた一人であり、今回の事件では「加害者側」の過去を暴かれる立場になります。
そして主人公の高木(キング)。
彼は“悪意なき加害者”とされる人物で、記憶を失っていることが物語の鍵。
彼自身は覚えていないものの、かつてのいじめの中心にいた可能性があり、イマクニの復讐計画の最終標的でもあります。
今後の注目ポイント
「セミの抜け殻」「桜の木」が再登場したら、それはイマクニの正体が明かされるサイン。 第5話で“卒アルの黒塗り”の理由が判明すれば、事件の構図が一気に動く。 タイトルの「良いこと悪いこと」が“ひとりの人間の二面性”を指している可能性も。
