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良いこと悪いことの犯人とは誰なのか?考察、視聴者の意見は?

この記事は『良いこと悪いこと』第6話までの情報を元にした独自の考察です。エピソード内容や演出の細部に触れるため、ネタバレを避けたい方は閲覧をお控えください。

第6話「傘」の放送で、物語はこれまでの伏線を一気に回収しつつ、新たな疑問を視聴者に投げかけました。園子が週刊誌で“犯人扱い”される炎上、委員長・小林の胸に眠る深い恨み、オープニングに織り込まれた犬の伏線、そして冷凍庫で発見された第4の犠牲者――。本記事では、これらを整理して「犯人は誰なのか」を複数パターンで検証します。視聴者の反応も取り上げ、どこを注目して見れば真相に近づけるかをわかりやすくまとめました。

目次

第6話で確定した事実と重要な伏線

まずは第6話で明らかになった点と、制作側が意図的に配置したと考えられる伏線を時系列で整理します。

  • 猿橋園子が週刊誌で「連続殺人に関与か」と報じられ、世間から追われる立場になる。
  • 小林紗季(委員長)は園子に対し強い恨みを抱いており、園子の個人情報を編集長に渡していた。
  • 委員長には幼少期に関わる「相合い傘」の事件や弟・春季にまつわる悲劇があり、感情的動機の源泉となっている。
  • オープニングに登場する犬の描写と、委員長の「助けた犬」のエピソードがリンクしている可能性がある(7人目=博士への伏線)。
  • ちょんまげはネット掲示板で“博士”と接触し、直接会う約束を取り付ける描写がある。
  • 第4の犠牲者は大谷典代先生で、冷凍庫で遺体となって発見される。
  • 予告の「この中の誰かが死にます」というテロップが“エラー”表示される演出の意味合い。

演出の読み解き:相合い傘・犬・エラーの意味

「相合い傘」は単なるノスタルジーではなく、誰が誰の“1番大切なもの”を奪ったかという関係性を象徴しています。22年前の事件は登場人物たちのトラウマや恨みの始点であり、墓地や傘の描写はそれを現在へと繋げる強い演出的な橋渡しです。

オープニングの犬は“記憶の断片”や“忘れられた人物”を象徴する小道具として働いている可能性が高い。制作側は視聴者の観察力を試す意図で、犬という一見些細な要素に手がかりを置いていると考えられます。予告の“エラー”演出は、ミスリードを誘うための装置、または候補者の一人を除外する示唆とも読み取れます。

登場人物別:犯人/関与者としての可能性

小林紗季(委員長) — 「恨み」と「情報提供」の中心人物

委員長は園子の情報を第三者へ渡したことで直接的に騒動を拡大させました。幼少期の経験や弟の悲劇が彼女の心を歪めており、心理的には犯行へと向かいかねない状態にあります。ただし、ナイフを手放した描写などから単独で殺害を実行した可能性は低め。より妥当な位置付けは「事件の火種を撒き、誰かに実行させた共犯者/情報提供者」です。

博士(7人目)=今國(イマクニ)説 — 有力な黒幕候補

オープニングの犬や「輪の中に入れない」ような今國の描写を組み合わせると、7人目=博士が今國である可能性が高まります。7人目については「小学校時に離れてしまった存在」である示唆があり、忘れられた怒りや執着が動機になり得ます。博士が単独で計画・実行したのか、それとも誰かに煽られたり利用されたのかは現時点で不明ですが、真相に深く関わる人物であることは確かです。

ちょんまげ — 実行者か制裁者か

ちょんまげは掲示板を通じて博士と接触し、「終わらせよう」と発言します。この台詞は、ちょんまげが犯行の実行者である可能性、あるいは私的制裁を考えている可能性を示唆します。7話予告の描写も含めて、彼の行動は事件の鍵となるでしょう。注意すべきは「誰を終わらせるのか/終わらせようとしているのは真相か、それとも人物か」という点です。

猿橋園子 — 被疑者に見えるが実情は複雑

園子は週刊誌により容疑者として追い詰められますが、物語的には視聴者のミスリードを誘うために中心人物に据えられている可能性が高いです。一部で「二重人格説」など過激な説も出ていますが、現時点での根拠は薄く、脚本の構造上も安易な人格障害の描写は避けた方が筋が通ります。園子は被害者である一方、物語を動かす重要な”対象”にされている存在です。

視聴者の反応まとめ(第6話直後)

SNSでは多種多様な考察が飛び交い、主に次の傾向が見られます。

  • 委員長は犯人ではないが怪しい行動が多く信用が揺らぐ、という意見。
  • 7人目=博士(今國)説を支持する声が多数。犬の伏線を根拠にする視聴者が多い。
  • ちょんまげの「終わらせよう」という言葉に注目し、彼の暴走を懸念する意見。
  • 園子の犯人説(あるいは二重人格)は一部で出ているが、賛否が分かれる。

また歌詞や挿入歌、CMの一カットまで細かく分析するファンも多く、細部から大筋を推理する文化がこの作品には根付いています。

複数人関与(分業)説の説得力

最も現実的でドラマ的にも納得しやすいのは、複数人による関与です。委員長が情報面で追い詰め、ちょんまげや博士、あるいは別の人物が実行を担う――こうした分業構造は、群像ミステリーとしてのテーマ(正義と悪の相対性)とも相性が良い。動機が個人的な復讐、社会的抹殺、誤解の連鎖など複合的であればあるほど、本作の描きたい“複雑さ”が生きます。

今後の注目ポイント(7話以降に必ずチェックすべき箇所)

  • 今國(イマクニ)の引っ越し時期と犬の所有者の履歴。オープニングの犬が誰の物語に繋がるか。
  • ちょんまげと博士の直接対話(掲示板外の会話)や会った際の発言の詳細。
  • 委員長が五十嵐に渡した情報の出所と、編集部内での動きの追跡。
  • 大谷先生の死因の詳細(凍結の理由、死後の状況)と他の被害者たちとの接点。
  • 予告やCMの短いカット(ゆっきーの走る姿、ちょんまげの台詞)の再確認。

現時点での主観的な確率配分(参考)

以下はあくまで筆者の直感的な配分です。今後の放送で変動する可能性が高い点に留意してください。

  • 今國=博士が主導している線:35%
  • ちょんまげが実行に関与している線:25%
  • 委員長は共犯・情報提供者としての関与:20%
  • 第三者(新登場人物や隠れた関係者):20%

まとめ

第6話は登場人物それぞれの影・動機を濃く提示しながら、誰が実行者で誰が焚き付け役なのかを巧妙に曖昧にしました。委員長は確かに悪意を抱えているが、単独で殺人を実行した証拠は薄く、情報操作や追い込みの“供給者”という役割の線が強い。一方でオープニングの犬や今國の孤立描写は、7人目=博士説を有力に見せています。ちょんまげの「終わらせよう」という台詞は、物語の転換点になり得る強烈な示唆です。

結論としては、「一人の犯人でまとめるより、複数の人物が関与する分業・共犯構造」の方が現状の描写と整合性が取れる、と筆者は考えます。7話以降で出る断片情報が明らかになれば、今日の仮説は大きく書き換わるでしょう。あなたの考察もぜひSNSで共有して、答え合わせを一緒に楽しんでください。

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