ニュースで「西彼杵」という地名を耳にして、「どう読むの?」と気になった方は多いのではないでしょうか。先日、長崎県で起きたニセ電話詐欺の報道でも、この地名が話題になりました。「読みづらい地名」として詐欺師が読み方につまずいた音声が公開され、SNSでも注目されているほどです。
この記事では、「西彼杵半島」の正しい読み方や場所、関連する地域名についてわかりやすく解説します。
西彼杵半島の読み方は?
最初に結論からお伝えすると、
西彼杵半島は「にしそのぎはんとう」と読みます。
「彼杵(そのぎ)」は長崎県では古くからある地名ですが、県外の人には読みづらい漢字のひとつ。
特に「杵(きね)」を「そ」と読むのは珍しく、初見ではまず読めない地名といえるでしょう。
どうして「そのぎ」と読むの?
「彼杵」は古い地名が由来とされており、歴史的に「そのぎ」という読みが使われ続けてきました。
現代でも「東彼杵(ひがしそのぎ)」と「西彼杵(にしそのぎ)」の両方が残っており、地域の名称として根付いています。
西彼杵半島は長崎県北西部に位置する半島
では、西彼杵半島とは具体的にどのあたりの地域なのでしょうか?
場所は長崎県の北西部。長崎市北部から西海市のエリアにかけて伸びる半島です。
東シナ海に面し、美しい海岸線や自然が魅力的な地域として知られています。
半島に含まれる主な地域
長崎市(一部)
時津町(とぎつちょう)
長与町(ながよちょう)
西海市(さいかいし)
西彼町 など
長崎市中心部からも比較的アクセスしやすく、ベッドタウンとして人気のエリアでもあります。
「西彼杵」「東彼杵」は読み方が違うので注意
同じ「彼杵」という漢字を使っていますが、読み方が異なる地名も存在します。
西彼杵郡の正しい読み方
にしそのぎぐん
東彼杵郡の読み方
ひがしそのぎぐん
西海市の「西彼町」は別読み?
少しややこしいのが、西海市にある 西彼町(せいひちょう)。
同じ「西彼」でもこちらは「せいひ」と読み、半島や郡とは読み方が異なります。
西彼半島と表記する場合も
また、西彼半島(せいひはんとう) と呼ばれることもあり、読み方の違いが混乱の原因にもなっています。
ニセ電話詐欺の報道で再び注目された「西彼杵」
先日のニュースでは、ニセ電話詐欺の電話に応対した長崎県時津町の女性が、被害防止に貢献したことで警察から感謝状を受けたことが報じられました。
その中で、詐欺師が住所を読み上げる際に
「長崎県…にしかれ?にしかれ?読みづらいな…」
と、地名の読み方が分からず言葉に詰まる場面があり、ニュースでも大きく取り上げられました。
地元では普通に読める「西彼杵」ですが、県外の人には難読地名であることが改めて浮き彫りになった形です。
まとめ
西彼杵半島という地名は、
読み方 → にしそのぎはんとう 場所 → 長崎県北西部、長崎市北部〜西海市にかけて広がる半島 関連地名には「西彼杵郡(にしそのぎぐん)」「東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)」「西彼町(せいひちょう)」などもあり、読み方が異なるものもある
という特徴があります。
ニュースをきっかけに注目を集めた「西彼杵」。読みづらい地名だからこそ、今回のように話題になることもあります。旅行やニュースで見かけた際には、ぜひこの記事を思い出して正しく読んでみてください。
