2025年12月5日の朝、埼玉県吉見町で専門学校のスクールバスが横転し、50人が乗車していたうち20人がけがをする事故が発生しました。
幸い全員が軽傷で命に別状はありませんでしたが、なぜ見通しの良い道路で横転事故が起きたのでしょうか。
本記事では、現時点で分かっている情報をもとに、事故原因の考えられる背景を整理していきます。
埼玉県吉見町で発生したスクールバス横転事故
事故が起きたのは12月5日午前8時すぎ。
「バスが田んぼに転落している」という通報を受け、警察や消防が出動しました。
横転したのは、自動車整備士を養成する専門学校のスクールバスで、川越駅を出発し鴻巣市にある学校へ向かう途中でした。バスには学生や運転手の合わせて50人が乗っており、全員が自力で脱出。20人が病院に運ばれましたが軽傷とされています。
事故が起きた場所の状況とは
報道によると、現場は「見通しの良い道路」でした。
天候や道路環境に問題がなかったとみられるため、事故は運転操作や注意力に起因した可能性が高いと考えられます。
道路脇の田んぼに転落した原因
道路脇が田んぼだったため、バスが横転した際にそのまま斜面を下り、横倒しになったとみられています。路肩が広くない道路では、車両がバランスを崩すとそのまま脱輪・転落につながるケースがあります。
原因は「前方不注意」の可能性が指摘されている
警察は、運転していた77歳の男性の「前方不注意」が原因の可能性があるとして捜査しています。現時点で飲酒・体調不良などの情報は出ていませんが、以下のような要因が組み合わさった可能性が考えられます。
(1)わずかなハンドル操作の誤り
大型車両は小さな操作ミスでも大きく進路がずれ、路肩に乗り上げるなどのリスクがあります。
(2)注意散漫や一瞬の判断遅れ
見通しが良い道路ほど油断が生まれやすく、前方確認が遅れてしまう可能性があります。
(3)高齢ドライバーによる操作特性
運転手は77歳で、反応速度や操作の俊敏性が若年層より低下している場合もあります。ただし高齢であること自体は事故の直接原因とは限らず、警察が慎重に状況を調査している段階です。
なぜ横転まで至ったのか?
通常のスリップや脱輪であれば、即横転するとは限りません。今回の横転に至った背景には以下のような要因が推測されています。
車体の重心と道路環境
スクールバスは高さがあり、重心が比較的高めにあります。
そのため、路肩に乗り上げた後にバランスを崩すと、横転しやすい構造的な特徴があります。
乗車人数50人の影響
満員に近い状態であったことも車体の挙動に影響を与えた可能性があります。
路肩の傾斜
道路脇が田んぼで地面が低くなっていたことも、横倒しにつながった要因と考えられます。
今後の調査で明らかになるポイント
警察は運転手への事情聴取や車両の状況を調べ、事故時の速度、ハンドル操作、道路状況などを分析していくとみられます。
特に以下の点が焦点になるでしょう。
- 運転手の体調や健康状態
- ブレーキ・タイヤなど車両の異常の有無
- ドライブレコーダーの映像
- 道路の路面状況
現段階では「前方不注意の可能性」という情報が中心ですが、最終的な原因は警察の調査により確定されます。
まとめ
埼玉県吉見町で発生したスクールバス横転事故は、幸い軽傷者のみで済んだものの、大人数が乗るバスの事故として大きな関心を集めています。
現時点では運転手の前方不注意が原因のひとつとして挙げられていますが、車両や道路環境など複数の要因が絡んだ可能性もありまね。
