YouTuber・HIKAKINさんが手掛ける味噌ラーメン店「みそきん」が、2026年2月23日をもって閉店することが発表され、大きな話題となっています。
「整理券が全然取れない」「日本一食べられないラーメン」と言われるほどの人気店にもかかわらず、なぜ閉店するのか。そして、次の店舗がすぐにオープンできない理由とは何なのか。
本記事では、HIKAKINさんの動画内容や公式情報をもとに、閉店の背景や新店舗が出せない原因、さらに新たにスタートした“冷凍みそきん”について詳しく解説します。
みそきんが閉店する理由は「契約延長ができなかったため」
当初から期間限定の出店だった
東京駅・東京ラーメンストリートにオープンした実店舗「みそきん」は、もともと“期間限定店舗”としてスタートしていました。 2025年8月7日のオープン以降、約4か月で8万杯以上を提供する超人気店となりましたが、店舗側との契約期間は延長できず、当初の予定通り2026年2月23日で終了することになったと説明されています。
延長交渉は行われていたが実らず
HIKAKINさん自身も「延長をお願いしてきた」と語っており、完全に予定通りの閉店にはしたくなかった様子がうかがえます。 しかし、物件側のスケジュールや東京駅という特殊な立地事情もあり、延長は叶わなかったとのこと。 結果として、惜しまれつつも閉店日が確定しました。
2店舗目をすぐに出せない原因とは?
理由①:人気に耐えられる“理想の物件”が見つからない
みそきんの整理券は1日700枚に対し、3万〜4万件の応募が殺到。サーバーが落ちたこともあるほど異常な人気です。 そのため、次の店舗は「人が殺到しても安全に運営できる立地・広さ・設備」が必須になります。 HIKAKINさんは動画で「良い場所がなかなか見つからない」と明かしており、次の出店に時間がかかっている原因のひとつとされています。
理由②:オペレーションの再構築が必要
みそきんは「注文ごとに鍋で仕上げる」こだわりスタイルのため、効率化が難しい店舗運営です。 大量の来店が見込まれる中で、スタッフ育成・設備調整・提供スピードの最適化などの再設計が不可欠です。 これも、急いで次の店舗を作れない大きな理由と考えられます。
理由③:HIKAKIN本人が慎重になっている
実店舗は味だけでなく「体験としての満足度」も重要。 HIKAKINさんは「妥協した状態で店舗を出したくない」と話しており、場所探しから運営まで慎重に進めている姿勢が見えます。 そのため、閉店前に次の店舗がオープンする可能性は低いと本人も認めています。
閉店後の対応として“冷凍みそきん”の販売がスタート
家庭でお店の味を再現できる
閉店の発表と同時に、新商品「冷凍みそきん」の販売開始も発表されました。 スープ・具入り麺・仕上げ油のセットで、電子レンジ調理に対応。 一口コンロの人でも簡単に調理できるよう設計されています。
価格と送料
1個 1,200円(税込)
送料は個数ごとに変動し、1個1,200円〜8個2,800円まで段階的に設定されています。
日清食品×ラーメン職人が共同開発
製造は日清食品が担当し、実店舗の監修を務めたラーメン職人・前島司氏と何度も試作を重ねたとのこと。 店舗版に比べニンニクはややマイルドながら、家庭用としてはかなり完成度が高いと紹介されています。
みそきん店舗の基本情報(おさらい)
店舗場所:東京ラーメンストリート(東京駅八重洲南口地下1階)
営業期間:2026年2月23日までの期間限定
入店方法:事前予約制(LivePocketで整理券購入)
メニュー価格:
・みそきん 1,200円
・味玉みそきん 1,380円
・チャーシューみそきん 1,600円
・特製みそきん 1,550円
まとめ
みそきんが閉店する最大の理由は、店舗の契約期間延長ができなかったため。 そして、2店舗目がすぐに出せないのは、異常な人気に対応できる物件の確保が難しいこと、オペレーション再構築の必要性、HIKAKINさんの強いこだわりが重なっているためと考えられます。 しかし閉店後も「冷凍みそきん」が登場したことで、全国どこからでもみそきんの味を楽しめるようになりました。
実店舗に行けなかった人にとっても嬉しい展開となりそうです。
