2026年1月、山梨県上野原市と大月市にまたがる「扇山」で発生した大規模な山林火災は、発生から1週間以上が経過しても鎮圧に至らず、焼失面積は約180ヘクタールにまで拡大しました。
人的被害は確認されていないものの、集落近くまで火が迫り、避難指示が出される事態となっています。
SNSやコメント欄では「犯人は誰なのか?」「なぜここまで燃え続けるのか?」といった疑問や憤りの声も多く見られます。
この記事では、報道内容や現地の状況をもとに、火災の原因や“消えにくい理由”について整理していきます。
山梨県・扇山の山火事の概要
今回の山林火災は、山梨県上野原市と大月市にまたがる扇山で発生しました。
- 発生:1月8日昼前
- 焼失面積:約180ヘクタール(14日時点)
- 避難指示:上野原市大目地区 77世帯145人
- けが人・建物被害:なし
自衛隊のヘリによる上空からの放水と、消防による地上消火が連日行われていますが、完全な鎮圧には至っていません。
山梨県の山火事の犯人は誰?
結論から言うと、現時点で「犯人」と断定できる人物は公表されていません。
ただし消防や関係機関は、人的要因(火の不始末)の可能性が高いとみて調査を進めています。
出火地点とされる場所
出火直後に撮影された写真では、登山道沿いのほこら付近で、積み上げられた廃材が燃え、白い煙が立ち上っている様子が確認されています。
このことから、
- 焚き火
- 廃材の焼却
- たばこの不始末
などが原因となり、周囲の山林へ延焼した可能性が指摘されています。
ネット上では「火を出した人は今どんな気持ちなのか」「逃げずに向き合ってほしい」といった厳しい声も多く見られますが、現段階では捜査結果を待つ必要があります。
なぜここまで消えないのか?
「群馬や秦野の山火事は比較的早く消えたのに、なぜ扇山は消えないのか?」という疑問も多く出ています。
考えられる要因はいくつかあります。
① 乾燥注意報が続いている
火災発生以降、山梨県内では乾燥注意報が3日以上連続で出されていました。
落ち葉や枯れ木が極度に乾燥していると、一度火が入ると内部でくすぶり続け、表面上は消えたように見えても再燃しやすくなります。
② 地形の影響(斜面・風)
扇山周辺は起伏が激しく、斜面が多い地形です。
一般的に、
- 火は斜面を上に向かって燃え広がりやすい
- 谷風・山風によって火の勢いが変わる
といった特徴があります。
秦野の山火事は比較的条件が異なり、地形や風向きの違いが鎮圧までの時間差につながった可能性があります。
③ 燃えやすいものが多い
現場周辺では、伐採後の雑木や枯れ枝が多く残っていたとの指摘もあります。
こうした可燃物が多いと、
- 火が点から線へ、線から面へ広がりやすい
- 完全に消火するのが難しい
という状況になります。
「山火事のあとにメガソーラー」は本当?
コメント欄では「焼けた場所にメガソーラーが設置されるのでは?」という声も見られました。
現時点で、今回の火災と太陽光発電事業を結びつける事実は確認されていません。
ただし過去には、山林伐採後に太陽光発電施設が建設された事例があるため、不信感を持つ人が出るのも無理はないでしょう。
重要なのは、事実と憶測を分けて冷静に情報を見極めることです。
今後の注意点
今回の山火事は、「ちょっとした火の扱い」がどれほど大きな被害につながるかを改めて示しました。
- 乾燥時期の野焼き・焼却は避ける
- 登山や作業時の火気管理を徹底する
- 「自分だけは大丈夫」と思わない
梅雨に入るまでは、特に注意が必要な時期が続きます。
まとめ
山梨県上野原市・扇山の山林火災について、現時点では特定の犯人は公表されていませんが、火の不始末による人的要因の可能性が高いとみられています。
消火が難航している背景には、乾燥した気候、複雑な地形、燃えやすい山林環境といった複数の要因が重なっています。
憶測や怒りの声が広がる一方で、私たち一人ひとりが火の扱いに対する意識を見直すことが、同じ被害を繰り返さないために最も重要なのかもしれません。
