2026年2月8日に投開票が行われた第51回衆議院選挙で、自民党が大勝する情勢となった。 出口調査の結果では、自民党は単独で過半数を確保する見通しで、維新の会を含めた与党全体では 300議席を超える可能性も指摘されている。 戦後最短となる選挙戦の中で、有権者はどのような判断を下したのか。
自民党が単独過半数、与党は300議席超えの勢い
読売新聞社とNHK、日本テレビ系列が共同で実施した出口調査によると、 自民党は公示前の198議席を大きく上回り、定数465の過半数である233議席を 単独で確保することが確実な情勢となっている。
さらに、日本維新の会を加えた与党全体では、300議席を超える可能性もあり、 衆議院での影響力は極めて強いものになりそうだ。
焦点となる議席数の意味
今回の衆院選では、いくつかの「節目となる数字」が注目された。 与党で233議席を超えれば法案の単独可決が可能となり、 243議席に達すれば常任委員会の主導権を完全に握ることができる。
さらに261議席以上となれば「絶対安定多数」となり、 国会運営は与党主導で極めて安定する。 310議席に達すれば、憲法改正の発議も視野に入る。
高市首相、初の国政選挙で国民の信任
今回の選挙は、高市早苗首相にとって就任後初の国政選挙だった。 首相は「自分が首相でよいのかを国民に決めてもらう」と訴え、 政権への信任が最大の争点となっていた。
出口調査の結果を見る限り、与党の大勝は 高市政権への一定の評価と受け止められそうだ。 今後は、選挙戦で掲げた「責任ある積極財政」や 物価高対策の具体化が進むとみられる。
野党は苦戦、新興勢力が存在感
一方、選挙前に結成された野党第1党の中道改革連合は、 公示前の勢力から大幅に議席を減らす見通しとなっている。 特に小選挙区での苦戦が目立ち、与党との差が鮮明になった。
参政党・新興勢力の躍進
その一方で、参政党や新たな政治団体「チームみらい」など、 新興勢力が一定の支持を集め、議席を伸ばすとみられている。 チームみらいは、衆議院で初めての議席獲得となる可能性が高い。
大雪と寒さ、投票率への影響は
今回は1990年以来となる2月の衆院選となり、 大雪や厳しい寒さが投票率に影響を与えるとの見方もあった。
一方で、期日前投票は前回選挙を大きく上回っており、 天候リスクを避けた有権者の行動が結果に反映された可能性もある。
まとめ
2026年の衆議院選挙は、自民党の圧勝という形で幕を閉じる見通しとなった。 単独過半数に加え、与党で300議席超が視野に入ることで、 今後の国会運営は極めて安定したものになると考えられる。
一方で、野党の立て直しや新興勢力の動向も無視できない。 強い与党体制のもとで、政策がどこまで実行され、 国民生活にどのような変化をもたらすのか。 選挙後の政治の動きに引き続き注目が集まりそうだ。
