2026年2月11日、AAAのメインボーカルとして長年グループを牽引してきた西島隆弘さん(Nissy)が、同日をもってグループを脱退することを発表しました。
理由は「4度目となる喉の手術」と「長期的な治療・療養の必要性」。しかし、多くのファンが衝撃を受けたのは“脱退”という事実だけではなく、その発表のタイミングでした。
なぜ今だったのか――。これまでの経緯と背景を整理しながら考えていきます。
脱退理由は4度目の喉の手術
西島さんは以前から喉の不調を公表しており、2024年には声帯炎と診断。2025年には声帯への負担が重なり、3度目の手術を受けていました。
そして今回、4度目の喉の手術を受けたことを報告。経過を見守ってきたものの、これまでのダメージの蓄積もあり、長期的な治療と療養が必要と判断されたと説明しています。
ボーカリストにとって喉は命ともいえる存在。無理を重ねながら活動を続けるよりも、将来を見据えて治療に専念する決断を下したことは、プロとして極めて重い判断だったといえるでしょう。
なぜ「今」だったのか?20周年イヤーとの重なり
今回の発表が大きな波紋を呼んだ最大の理由は、タイミングにあります。
AAAは2020年末で活動を休止。その後、節目となる20周年イヤーに合わせて、與真司郎さん・宇野実彩子さん・末吉秀太さんによるイベント開催が発表され、ファンの期待が高まっていました。
そんな中、イベント直前というタイミングでの脱退発表。
「20周年を一緒に祝ってほしかった」「イベント後でもよかったのでは」といった声がSNS上に広がったのも無理はありません。
実はイベントには当初から不参加
ただし、西島さんは今回の20周年イベントの出演メンバーには名を連ねていませんでした。
日高光啓さん(SKY-HI)も不参加で、もともと3人体制での開催が予定されていたものです。
つまり、イベント自体は当初から“完全体AAA”ではなかったということになります。
タイミングを選べなかった可能性
ではなぜ、この時期に正式な脱退発表を行ったのでしょうか。
考えられるのは、手術後の経過や医師の判断によって、今後の活動継続が現実的ではないと最終的に判断された可能性です。
長期療養が必要となれば、グループに籍を残したまま不在が続くよりも、明確な区切りをつけるほうが誠実だと考えたのかもしれません。
また、イベントが始まる前に発表することで、ステージ上でメンバーが曖昧な説明をする状況を避けたかった可能性もあります。
いずれにしても「祝祭ムードの中で水を差した」のではなく、「中途半端な形を残さないための発表」だったとも受け取れます。
引退ではない――Nissyとしての今後
今回の発表で強調されたのは、引退ではないという点です。
Nissyとしての活動については、体調回復を最優先にしながら、今後の方向性を検討するとしています。
完全に表舞台から去るわけではなく、自身のペースでの再出発を模索していくという姿勢が示されています。
20年という節目での決断
2005年にAAAとしてデビューし、グループの中心的存在として活躍してきた西島隆弘さん。
俳優としても評価を受け、ソロアーティストとしてもドームツアーを成功させるなど、幅広い活動を続けてきました。
20年という大きな節目を前にした別れは、あまりにも象徴的で、そしてドラマチックです。
しかしそれは、体を削ってでも走り続けてきた結果の決断ともいえるでしょう。
まとめ
西島隆弘さんのAAA脱退理由は、4度目の喉の手術と長期療養の必要性という、極めて現実的な問題でした。
20周年イベント直前というタイミングは衝撃的でしたが、イベントには当初から不参加であり、曖昧な状態を残さないための判断だった可能性もあります。
ボーカリストとしての未来を守るための決断。
それはファンにとって辛い知らせである一方で、長い目で見れば前向きな選択ともいえるでしょう。
AAAというグループの歴史は続き、そしてNissyとしての西島隆弘さんの物語もまた、ここから新たに始まります。
